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結論:連絡がつかなくなったら、まず「ドメインとサーバーが誰の名義か」を確かめてください

ホームページ制作会社と急に連絡が取れなくなったとき、いちばん大事なのは、ホームページの住所にあたる「ドメイン」と、データを置いている「サーバー」が誰の名義になっているかです。ここが制作会社の名義のままだと、ある日突然ホームページが消えることがあります。

もうひとつ、はっきり言っておきます。ホームページ制作に何百万円もの「リース契約」を組ませる業者は、ほぼ悪徳業者だと思ってください。 今回ご紹介するのは、実際にフリーライにご相談があった実例です。

実例:制作会社が突然倒産。残っていたのは、手続きの案内だけだった

ご相談をいただいたのは、地方の内科医院さんです(特定を避けるため、地域とお名前は伏せます)。内科医院さんのお知り合いの方から、「ホームページを作った会社が急に倒産して、連絡が取れない」と連絡がありました。

制作会社のホームページを見ると、倒産後の手続きについて「ドメインはこうしてください、サーバーはこうしてください」という案内が公開されていました。とはいえ、専門用語ばかりで、何をどうすればいいのか分からない。そんな状態でのご相談でした。

状況を確認すると、こうなっていました。

  • ホームページ、ドメイン、サーバーは、すべて制作会社の名義
  • ホームページのリース契約で、数百万円規模の支払いを組まされていた
  • さらに毎月数万円の管理費も払っていた
  • ところが、その管理費で何かをしてもらっていた形跡はほとんどなかった

つまり、毎月お金を払っているのに、ホームページの持ち主は自分ではなく、いざというときに何の手も打てない状態だったわけです。

やったこと:サーバーを新しく契約し、ドメインを譲ってもらい、ホームページを引っ越した

実際にやったのは、次の3つです。

  1. 新しいサーバーを、内科医院さんの名義で契約した
  2. 倒産手続きの窓口に連絡して、ドメインを譲ってもらった
  3. 公開されていたホームページをそのまま複製して、新しいサーバーに引っ越した(あわせて一部をブラッシュアップ)

ホームページの元のデータは、譲ってもらえませんでした。そこでデータの取り戻しは諦めて、公開されている画面から作り直す形で、できるだけ費用を抑えて引っ越しています。

ドメインやサーバーの引っ越しは、私はこれまでに100件以上やってきたので、手続きそのもので困ることはありませんでした。ただ、ご自身だけで対応しようとすると、どこに何を頼めばいいのか分からず、ホームページが消えてしまうこともあります。

同じ会社の被害は、ほかにもありました

この内科医院さんだけではありません。同じ会社から被害を受けたというご相談は、ほかにも3件ほどありました。

  • お寺さん、野球クラブ、税理士事務所さん:同じように、制作会社と連絡が取れなくなった

この会社の名前で検索すると、同じような被害の声が今でもたくさん出てきます。

連絡がつかないときに、やること

もし今、同じ状況で困っているなら、次の順番で進めてください。

  1. いま公開されているホームページを、まるごと保存しておく。サーバーが止まると、二度と見られなくなります
  2. ドメインの名義を確認する。「whois(フーイズ)検索」で、誰の名義かを調べられます
  3. サーバーの契約者を確認する。請求書や契約書に、サーバー会社の名前が書かれていることが多いです
  4. 倒産している場合は、代理人弁護士や破産管財人の案内を確認して、ドメインの譲渡をお願いする
  5. 新しいサーバーを自分の名義で契約し、ホームページを引っ越す
  6. 毎月の支払いがどうなっているかを確認する。リースや保守の契約が残っていないか、契約書を見直します

2〜5は専門的な作業なので、分からなければ、ホームページの引っ越しに慣れた制作会社に相談するのが早いです。

管理費が高いと感じたら、「毎月何をしてもらっているか」を聞いてみてください

内科医院さんは、毎月数万円を払って、ほとんど何もしてもらっていませんでした。管理費が高いかどうかは、金額ではなく「その金額で何をしてもらっているか」で決まります。

まともな保守管理なら、少なくとも次のようなことをしているはずです。

  • WordPressやプラグインの更新
  • 定期的なバックアップ
  • 不正アクセスへの対策
  • お問い合わせフォームが届くかのテスト
  • 何をしたかの報告

「毎月何をしてくれていますか?」と聞いて、はっきり答えが返ってこないなら、見直すタイミングです。

ホームページの「リース契約」は、ほぼ悪徳です

ホームページ制作を何百万円ものリース契約で組ませる業者は、ほぼ悪徳業者だと考えてください。理由はシンプルです。

  • ホームページは、コピー機のような「モノ」ではありません。リースで何年も縛る理由がありません
  • リース契約は、途中で解約できない、または高額な解約金がかかることがほとんどです
  • 作ったあと、更新も改善もされないまま、支払いだけが何年も続きます

また、事業者として結んだ契約は、クーリングオフの対象にならないことが多いです。契約する前に、総額といつまで払うのか、途中でやめられるのか、ドメインとサーバーは誰の名義になるのかを、必ず確認してください。

ホームページは、公開しただけでは意味がありません

もうひとつ、大事なことがあります。ホームページは、公開しただけでは何も起きません。公開したあとに、記事を足し、お客様に伝える文章を直し、数字を見て改善し続けて、はじめてお問い合わせにつながります。

作って終わり。しかもリース契約で何年も縛られ、何もしてもらえない。これが、いちばん最悪の状態です。

最後に:こういう業者がなくなってほしい

ホームページのぼったくり被害に遭った方の話を聞くたびに、しゅんと悲しくなります。真面目に商売をしている方ほど、「よく分からないから任せたのに」という形で被害に遭っています。

フリーライが「悪意のあるWeb業者をなくすこと」を仕事の目標にしているのは、こういう相談をたくさん受けてきたからです。

いまの制作会社と連絡がつかない、管理費が高い気がする、ドメインやサーバーが誰の名義か分からない。そんな方は、無料ホームページ診断かお問い合わせから、お気軽にご相談ください。いまの状況を確認して、何をすればいいかをお伝えします。