結論:違いは「誰が、どこから来るのか」から逆算して作っているかどうか
お問い合わせにつながるホームページは、見る人が誰で、どこから来て、何を確かめたいのかから逆算して作られています。つながらないホームページは、会社が言いたいことを、きれいに並べただけです。
AIを使えば、誰でもそれらしいホームページを作れる時代になりました。見た目の差はどんどん小さくなります。差がつくのは、この「逆算の設計」をしているかどうかです。AIで作った、中身の薄いホームページの問題点は、こちらの記事でも書いています。
お問い合わせにつながらないホームページに、よくある3つの特徴
つながらないホームページには、だいたい次の3つが当てはまります。
- 誰に向けたホームページなのか、分からない:「地域の皆さまへ」「中小企業の皆さまへ」のように、相手がぼんやりしている
- どこから来た人にも、同じことを言っている:検索で初めて来た人にも、紹介で来た人にも、同じ順番で同じ説明をしている
- 読み終わったあと、何をすればいいか分からない:お問い合わせのボタンがない、または多すぎて選べない
どれも、見た目がきれいでも起こります。逆に言えば、デザインにお金をかける前に、ここを直すだけでお問い合わせが増えることもあります。
デモ:ペルソナに刺さらない例と、刺さる例
ここからは、説明のために作った架空の整体院で比べてみます。秋葉原駅の近くにある、肩こりと腰痛が得意な整体院という設定です。
刺さらない例
トップページの一番上に、こう書いてあるとします。
- 見出し:「心と体に寄り添う、あなただけの癒やし空間」
- その下:「お一人おひとりに合わせた施術で、健やかな毎日をサポートします」
- ボタン:「詳しくはこちら」「お問い合わせ」「LINE」「Instagram」「ブログ」
きれいな文章ですが、どこにある、何が得意な整体院なのかが分かりません。日本中のどの整体院にも当てはまります。ボタンも多すぎて、何を押せばいいのか迷います。
刺さる例
同じ整体院を、見る人から逆算して書き直すと、こうなります。
- 見る人:秋葉原のオフィスで働く、デスクワークの30〜40代
- 来る経路:昼休みに「秋葉原 整体 肩こり」で検索する、またはGoogleマップで近くの整体院を探す
- 他と比べるところ:駅からの近さ、かかる時間、料金、すぐ予約できるか
これをもとにした、トップページの一番上はこうです。
- 見出し:「秋葉原駅から徒歩5分。デスクワークの肩こり・腰痛に、昼休み30分の整体」
- その下:「初回◯◯円。オフィスに戻る前に、肩が軽くなります」
- ボタン:「空き状況を見て、ネットで予約する」の1つだけ
誰に向けた、どこの、何の、いつ行ける整体院なのかが、最初の数秒で分かります。比べるときに知りたいこと(近さ・時間・料金・予約)にも、先に答えています。
実例:フリーライのホームページは、2つの流入経路から逆算して作っています
フリーライのホームページも、同じ考え方で作っています。このホームページを見に来る人は、大きく2つのパターンに分かれます。
パターン1:秋葉原周辺で、ホームページ制作やWebマーケティングを頼める会社を探している方
- 来る経路:Googleの検索や、GoogleのAI、ChatGPTなどで「秋葉原 ホームページ制作」「秋葉原 Webマーケティング」と調べて来る
- 確かめたいこと:秋葉原の会社なのか、何をしてくれるのか、いくらかかるのか、本当に成果が出るのか
- そのために置いているもの:トップページの一番上に「秋葉原のホームページ制作 × AI検索時代のWebマーケティング支援」と書く。料金をページに書く(店舗・ローカルビジネス向け30万円〜、コーポレートサイト40万円〜)。秋葉原の地域ページを用意する。支援先で実際に起きた数字を載せる。無料ホームページ診断と無料AI検索診断を、すぐ押せる場所に置く
パターン2:異業種交流会や名刺交換で、すでに対比地に会ったことがある方
- 来る経路:「対比地己大郎」「フリーライ」と名前で検索して来る。または、名刺のQRコードを読み込んで来る
- 確かめたいこと:この人は信頼できるか、本当に頼んで大丈夫か、どんな考え方で仕事をしているのか
- そのために置いているもの:代表紹介と、仕事で大事にしている三箇条。趣味や好きなものを書いた「対比地はこんな人です」。最初の相談から代表が対応すること。お客様の声(いま、掲載の許可を順次いただいています)
パターン1の人は「この会社に頼めるか」を、パターン2の人は「この人に頼んでいいか」を確かめに来ています。確かめたいことが違うので、置くものも変えています。
同じトップページでも、2つのパターンで見る場所が違う
1つのトップページで、2つのパターンの両方に答える必要があります。そこで、それぞれが探している情報の入口を、両方とも置いています。
- パターン1の人は、上から順に「何をしてくれるか」「支援先で起きたこと」「料金と費用対効果」へ進む
- パターン2の人は、「代表紹介」や「会社紹介」で、人柄と考え方を確かめる
どちらの人も、最後は「無料相談」か「無料診断」のボタンにたどり着くようにしています。入口は2つでも、ゴールは同じです。
自社のホームページで、流入経路から逆算する手順
自社のホームページで試すなら、次の順番で考えてみてください。
- 見に来る人を、2〜3パターンに分ける(例:検索で初めて来る人/紹介や名刺で来る人)
- それぞれ、どこから来るのかを書き出す(検索する言葉、Googleマップ、AIの検索、紹介、名刺、SNS)
- 来た人が「確かめたいこと」を書き出す(場所、料金、実績、人柄、予約のしやすさ)
- その答えを、最初に目に入る場所に置く
- 最後に押してほしいボタンを、1つに決める
- 公開したあと、実際にどこから来ているかを数字で見て、直す
6つ目が大事です。フリーライでも、Googleアナリティクスとサーチコンソールで、どんな言葉で、どのページに来ているかを見ながら直しています。最初の想定が当たっているとは限らないからです。
この考え方が、あまり当てはまらないケース
パターン分けが必要ないケースもあります。
- 広告から1枚もののページ(LP)に来てもらう場合:見る人がほぼ1種類なので、1人に絞って書く方が刺さります
- お客様がほとんど紹介だけの場合:検索向けの作り込みより、信頼を確かめてもらう情報(人柄、実績、お客様の声)を厚くする方が効きます
よくある質問
ペルソナは、何人くらい作ればいいですか?
小さな会社やお店なら、2〜3パターンで十分です。多く作りすぎると、結局どの人にも刺さらないホームページになります。
ペルソナを、AIに作ってもらってもいいですか?
たたき台としてAIを使うのはいいと思います。ただ、実際のお客様に聞いた話や、お問い合わせで多い質問をもとに、必ず直してください。AIが作ったままのペルソナは、どこの会社にも当てはまる人物になりがちです。
いまのホームページが、ペルソナに刺さっているか確かめる方法はありますか?
どんな言葉で検索されているか、どこから来ているか、どのページで離れているかを見ると分かります。フリーライの無料ホームページ診断でも、この観点で確認しています。
最後に:AIで作れる時代だからこそ、設計で差がつく
AIのおかげで、ホームページを作ること自体は、どんどん簡単になっています。だからこそ、誰が、どこから来て、何を確かめたいのかを考えて作ったホームページと、そうでないホームページの差は、これから大きくなっていきます。
いまのホームページが、見に来る人に刺さっているか気になる方は、無料ホームページ診断かお問い合わせから、お気軽にご相談ください。
