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結論:きれいなだけでは、お問い合わせは来ません。来るかどうかは「中身が刺さるか」で決まります

きれいなホームページを作っても、それだけでお問い合わせが増えることは、ほとんどありません。

お問い合わせにつながるかどうかを決めるのは、デザインより中身です。もっと言うと、「自社のお客様は誰で、何に迷っていて、何があれば決められるのか」をわかったうえで、その人に向けて書かれているかどうかです。

デザインが大事ではない、という話ではありません。ただ、順番が逆になっているホームページがとても多い、というのがこの記事で伝えたいことです。

「きれいに作ったのに、お問い合わせが来ない」は、よくある相談です

フリーライに来るご相談で多いのが、「お金をかけてきれいに作り直したのに、お問い合わせが増えない」というものです。

特に多いのが、塗装業や建設業のような、地域で工事を請け負う会社です。よくあるのは、こんな流れです。

  1. 制作会社から「きれいにした方が、お問い合わせが来ますよ」と持ちかけられる
  2. 写真が大きく動く、キラキラした、見た目のいいホームページができる
  3. そのあとは、毎月高い保守料を払っているのに、何もしてもらえない
  4. 施工事例もお知らせも、公開したときのまま止まっている

そして、ホームページからのお問い合わせは、月に0〜1件。業種は伏せますが、フリーライにご相談に来られたお客様にも、この形のホームページがありました。

見た目は、本当にきれいでした。足りなかったのは、中身です。

  • 誰に頼んでほしいのかが書かれていない(戸建ての外壁なのか、アパートなのか、会社の建物なのか)
  • いくらくらいかかるのかが、どこにもない
  • 施工事例が、何年も前のまま。いまも営業している会社なのか、見た人には分からない
  • 代表や職人さんの顔が見えない。家に上がってもらう仕事なのに、どんな人が来るのか分からない

工事を頼む人が一番知りたいのは、「この会社に頼んで大丈夫か」と「いくらかかるか」です。きれいな写真だけでは、そこに答えられません。

フリーライでは、こうしたホームページを、見た目はそのままに近い形で、中身から直していきます。一番来てほしいお客様を決めて、その人が知りたいことに答える文章と、最近の施工事例と、料金の目安を足していきます。

毎月お金を払っているのに、何もしてもらえていない場合の対処は、こちらの記事で書いています。

なぜ、デザインだけではお問い合わせが来ないのか

理由は、ホームページを見た人が「問い合わせよう」と決めるのは、自分の悩みが解決しそうだと思えたときだからです。

見た目がきれいでも、次のことが分からなければ、人は問い合わせません。

  • 自分のような人(会社)を相手にしているのか
  • 自分の悩みに、どう応えてくれるのか
  • いくらくらいかかるのか
  • 頼んでも大丈夫な相手なのか

これらは、デザインではなく、文章や写真、実績といった中身でしか伝えられません。

そもそも、いまは「きれい」で差がつきにくい

もうひとつの理由は、きれいなホームページが当たり前になったことです。

テンプレートやAIを使えば、誰でも、短い時間で、それなりにきれいなホームページが作れるようになりました。お客様が比べる何社かのホームページは、どれもきれいです。

見た目がそろってしまうと、選ばれる理由は、中身の違いにしかありません。AIでホームページを作ることについては、こちらの記事で書いています。

「刺さる中身」とは何か

刺さる中身とは、読んだ人が「これは自分のことだ」と思える中身です。

同じ塗装会社でも、「築15年くらいの戸建てに住んでいる人」に向けたページと、「アパートを持っているオーナー」に向けたページでは、書くことがまったく変わります。たとえば、戸建ての方に向けるなら、こうなります。

誰にでも向けた書き方 刺さる書き方
見出し 地域の皆さまの住まいを守ります 築15年前後、外壁のひびや色あせが気になったら
書いてあること 工事メニューの一覧 塗り替えが必要になる目安、家の大きさ別の費用の目安、工事中の暮らし方
実績 「施工実績多数」 近くの地域の、同じくらいの築年数の家の、工事前と後の写真と、かかった日数

左側は、誰にも間違っていません。でも、誰にも刺さりません。右側は、刺さる人が限られるかわりに、その人には強く刺さります。

刺さる中身を作るには、先に「お客様を理解する」

刺さる中身は、文章のうまさでは作れません。先に、お客様を理解することが必要です。

フリーライでは、ホームページを作る前に、次のことをお客様と一緒に整理します。

  1. 一番来てほしいお客様は誰か:年齢や業種だけでなく、どんな状況で、何に困って探しているか
  2. その人は、何と比べて迷っているか:ほかの会社、ほかのやり方、「頼まない」という選択
  3. その人が決めるために、何を知りたいか:料金、期間、実績、担当者の人柄など
  4. その人は、どこからホームページに来るか:検索、AI、紹介、SNSなど

この4つが決まってから、ページの構成と文章を考え、最後にデザインを決めます。

フリーライ自身のホームページも、「一度会ったことがある人が、信頼できるか確かめに来る」場合と、「秋葉原の近くで制作会社を探している人が、検索やAIから来る」場合の2つを先に決めてから作りました。くわしくはこちらの記事で公開しています。

では、デザインは何のためにあるのか

デザインの役割は、中身を、迷わず、気持ちよく読んでもらうことです。

  • 古すぎる見た目や、スマホで崩れたページは、それだけで「この会社は大丈夫かな」と不安にさせる
  • 読みにくい文字の大きさや行の間隔だと、中身が良くても読まれない
  • どこを押せば問い合わせられるのかが分からないと、そこで帰ってしまう

つまりデザインは、信頼の最低ラインと、読みやすさを作るものです。ここが欠けていると中身も届きませんが、ここを超えて飾っても、お問い合わせはあまり増えません。

自社のホームページが「きれいなだけ」になっていないか、確かめる方法

次の5つを、自社のトップページで確かめてみてください。

  1. 最初の画面を見て、誰向けの会社(お店)かが、3秒で分かるか
  2. お客様が実際に使う言葉で書かれているか(社内の言葉や専門用語になっていないか)
  3. 料金の目安が書かれているか
  4. 自社のお客様と近い人の実績や声が載っているか
  5. 「なぜ、ほかではなくここなのか」が、一文で言えるか

3つ以上が「いいえ」なら、デザインを直すより、中身を直す方が先です。お問い合わせまでの道やフォームの見直しは、こちらの記事で書いています。

デザインの比重が大きくなるケース

公平のために、デザインの比重が大きくなるケースも書いておきます。

  • 見た目そのものが商品の業種:美容室、ネイル、アパレル、インテリアなど。センスが伝わらないと選ばれません
  • ブランドの世界観で選ばれる商品:高価格帯の商品や、ファンがつくタイプのお店
  • 採用ページ:働く人の雰囲気が伝わるかどうかが、応募に大きく影響します

ただ、これらの業種でも、「誰に向けたお店か」「いくらかかるか」が分からなければ、問い合わせにはつながりません。デザインの比重が大きいだけで、中身がいらないわけではありません。

よくある質問

いまのホームページはきれいですが、作り直した方がいいですか?

作り直さなくても、中身を直すだけで変わることが多いです。まずは、上の5つの確認をしてみてください。デザインが古すぎたり、スマホで崩れたりしている場合は、作り直しも考えます。

刺さる中身は、自分たちで書けますか?

書けます。むしろ、お客様のことを一番知っているのは、御社自身です。ただ、自社のことは近すぎて見えにくいので、第三者が質問しながら整理すると、早く形になります。

誰か1人に向けて書くと、ほかのお客様が来なくなりませんか?

来なくなることは、ほとんどありません。一番来てほしいお客様に刺さる書き方をすると、その周りの人にも「ここはちゃんと分かっている」と伝わります。誰にでも向けた書き方は、結局、誰にも選ばれにくくなります。

制作会社から「きれいにすれば、お問い合わせが増えます」と提案されています。どう判断すればいいですか?

「誰に向けて、何を書くのか」と「公開したあと、毎月何をしてくれるのか」を聞いてみてください。見た目の話しか出てこない場合は、注意が必要です。保守料を払っているなら、毎月何をしたかの報告があるのが普通です。

フリーライに頼むと、デザインと中身のどちらから始めますか?

中身からです。最初に、一番来てほしいお客様と、その人が知りたいことを一緒に整理してから、構成とデザインを決めます。

最後に:見た目の前に、「誰に、何を伝えるか」

きれいなホームページは、いまは誰でも作れます。だからこそ、お問い合わせにつながるかどうかは、お客様を理解して、その人に刺さる中身を作れているかで決まります。

いまのホームページが「きれいなのに、お問い合わせが来ない」と感じている方は、無料ホームページ診断で、どこを直せばいいかをお調べします。お問い合わせからのご相談も、お気軽にどうぞ。

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